検査で異常がない。でも、つらい。
動悸、めまい、息苦しさ、胃腸の不調、強い疲労感。
日によって症状が変わることもあります。
病院で検査を受けても「異常はありません」と言われる。
しかし、そのつらさは確かに存在している。
このような状態で、当院を受診される方は少なくありません。
自律神経は「自動運転」の仕組みです
自律神経は、私たちが意識しなくても
心拍、呼吸、消化、体温調節などを調整しています。
自律神経は本来、かなり柔軟なシステムです。私たちが意識しなくとも、勝手に体が脈拍や体温を調整してくれます。
ただし、長期間のストレスが続くと、その調整がうまくいかなくなることがあります。
それが、身体症状として現れるのです。動悸、息苦しい、腹痛や下痢、微熱などの症状が、慢性的に生じることもあります。
それは「気のせい」ではありません
自律神経失調症は、
「気にしすぎ」「性格の問題」と言われてしまうことがあります。
しかし、実際には、神経系の反応として、確かに起きている現象です。本人が弱いから起きているわけではありません。
背景にあるもの
自律神経の乱れの背景は、一つではありません。
仕事や家庭での慢性的な緊張
生活リズムの乱れ
休めない状態が長く続いている
「無理をしている自覚がないまま、無理をしている」
特に、責任感が強く、周囲に合わせる方に多く見られます。
自律神経の乱れの背景は、一つではありません。
仕事や家庭での慢性的な緊張
生活リズムの乱れ
休めない状態が長く続いている
「無理をしている自覚がないまま、無理をしている」
特に、責任感が強く、周囲に合わせる方に多く見られます。
当院での考え方
自律神経失調症の治療は、
「症状を消すこと」だけが目的ではありません。
どの場面で症状が出やすいか
どの負荷が続いているか
どこを調整すれば、全体が楽になるか
これらを一緒に考えて、整理します。
漢方薬や向精神薬を使うこともありますが、
それだけで解決するとは考えていません。
受診を考える目安
- 症状が2週間以上続いている
- 日常生活や仕事に支障が出ている
- 不安が強まり、行動範囲が狭くなってきた
「もう少し様子を見よう」と思いながら悪化する方もいます。
最後に
自律神経失調症は、
体が「これ以上は難しい」と知らせているサインとも言えます。
無理に押さえ込まず、
一度立ち止まって整理することが、回復への近道になります。
