大人のADHD(注意欠陥多動性障害)

最近、大人の方が「自分はADHDだと思う」「会社でミスが多いから『ADHDじゃないか』と言われた」などと訴え受診されることが増えました。 「不注意が多い」「仕事でミスが多い」「忘れ物が多い」「 準備が遅い」「段取りが悪い […]

続きはこちら

『あした死んでもいい片づけ』

『あした死んでもいい片づけ』(ごんおばちゃま著、興陽館) この本は、患者さんから教えていただきました。一時は辛い状況にあったけれどずいぶん回復してきた患者さんが、「この本を読んで楽になった」と話され、その患者さんの表情や […]

続きはこちら

『自分でできるスキーマ療法ワークブック』

認知行動療法(CBT)について、患者さんから「自分で読んで勉強になる本があれば紹介して欲しい」と頼まれることが度々あります。 認知行動療法では、不安障害(パニック障害、社交不安障害、強迫性障害など)や、うつ病の人が陥りや […]

続きはこちら

職場のメンタルヘルス、福祉国家

私は、育った家庭が貧しかったので、医者としては、最もアルバイト経験があると思います。 (現在、教育格差が叫ばれますが、それは昔からのことです。昔から医学部の学生はお金持ちの子どもが多かったのです。ただ、格差が年々拡大して […]

続きはこちら

「人の心がわかる」とは

かつて私は「認知症疾患センター」の責任者として働いていたことがあります。そこでは、認知症の鑑別診断をしながら(認知症だけでもたくさんの分類がありますし、認知症の症状が生じる病気はもっとたくさんあるのです)、認知症の人と御 […]

続きはこちら

「いじめの政治学」と「トリクルダウン」

いじめは3段階に変容する この人間社会における「いじめ」の病理、特に被害者の心理と集団力動について書かれた論文として、私が一推しにあげているのは精神科医中井久夫の論文「いじめの政治学」である(『アリアドネからの糸』所収、 […]

続きはこちら